伊田行・後藤寺行行先板

 

九州鉄道記念館戸畑分館(124)

1年ぶりの更新になります。今回は筆字の「伊田行(裏は行橋行)」「後藤寺行(裏は行橋行)」をご紹介します。筑豊3大都市のひとつ田川市には2つの玄関口があります。それが伊田と後藤寺です。これは田川市が伊田町と後藤寺町が合併してできた街に由来します。昭和50年代後半、田川市の玄関ということがわかりにくいということから、どちらかを田川駅にする構想がでましたが、双方が旧駅名を譲らず結果的にはそれぞれの駅名の「田川」を冠することで現在は田川伊田、田川後藤寺となっています。しかしながら、いまでも地元の人は伊田駅、後藤寺駅を呼んでいるそうです。本院では、この伊田行、後藤寺行の筆字の行先板を大切に保存しています。