勝田線の行先板
九州鉄道記念館戸畑分館(123)
旧国鉄勝田線は福岡市の博多区吉塚から粕屋郡宇美町勝田までの13.8kmを結んでいました。第一次廃止対象線区に指定され、昭和60年4月1日に廃止されました。もともとは筑前参宮鉄道が敷設し、その後、九州電気軌道となり、さらに西日本鉄道となり、最後は国有化され、国策により紆余曲折を余儀なくされた路線でした。廃止された沿線は現在、福岡市のベッドタウンとなり、人口が急増したことで「廃止しなければよかった国鉄線」とも呼ばれています。本院ではこの勝田線の行先板を大切に保存しています。