九州鉄道記念館戸畑分館(15)
「西鉄北方線電停板」
昭和55年11月2日まで、小倉北区魚町の交差点から、小倉南区北方の北九州大学の前まで路面電車が走っていました。明治39年に当時は馬車鉄道として開通し、昭和7年に電化され、以降昭和55年まで北九州市民の足として利用されていました。北九州都市モノレール小倉線の建設のために廃止になり、あれから35年の時が経ちます。この電停板は現在の魚町の西鉄旅行の前にあった電柱に掲げてあったもので、九州鉄道趣味界の重鎮であった故奈良崎博保先生が所有されていたものです。縁あって本院で保存させていただくことになったものです。また、下の緑色の文鎮は廃止当時関係者に配られた記念の文鎮です。いずれも大変懐かしい北九州市の鉄道資料です。