九州鉄道記念館戸畑分館(76)
キハ82 にちりん ヘッドマーク
昭和39年、東海道新幹線の開通に伴い、それまで九州で使われていた「ひかり」号の列車名は名誉ある日本初の高速列車新幹線の列車名となりました。これに伴い、従来の博多・門司港-西鹿児島を結んでいた鹿児島編成の「ひかり」は「にちりん」と改称しました。昭和43年10月のダイヤ改正で、特急に昇格し、キハ82による運転が始まりました。その後、昭和47年に485系電車が「にちりん」の運用につき、昭和54年に日豊本線が全線電化の後も昭和55年9月までキハ82による「にちりん」の運転は続きました。「にちりん」のヘッドマークには2種類あり、初期のものはひらがなが細く、晩年のものは、ひらがなが太くなっていました。これは、初期の「にちりん」で使用されていたものです。