九州鉄道記念館戸畑分館(109)

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昭和36年の国鉄鹿児島工場の更新修繕銘板

昭和36年~38年の3年間、鹿児島工場には鋳物職場があったと言われています。この銘板はその頃作られた銘板です。鉄道銘板研究の大家、周田先生にこの銘板を鑑定して頂いたところ、鋳造は鹿児島工場の鋳物職場であった可能性は高いが、木型は小倉製ではないだろうかという結果を頂きました。その理由は、鹿児島で作ったのであれば「鹿」の字を略字にしないのではないだろうか。また、同時期の幡生工場の銘板にこの銘板の「工場」の文字と似たものが存在するということでした。今後、諸兄のご意見を拝聴いたしたい謎多き銘板です。