九州鉄道記念館戸畑分館(83)

シーボルト号

特急「シーボルト」のヘッドマーク

本院開業の月でもあります平成11年3月のダイヤ改正時に長崎・佐世保間に1日2往復設定され、キハ183系1000番台で運行されたのが、特急「シーボルト」です。ご存じの通り「シーボルト」は長崎出島商館に在籍したドイツ人医師で日本研究でも有名な学者です。有史以来、我が国で人名が列車名になったのは初めてのことで、話題になりました。残念ながら利用者が伸び悩み、2003年の3月ダイヤ改正で廃止になり、短命に終わりました。本院では、この列車の先頭を飾ったヘッドマークを大切に保存しています。