九州鉄道記念館戸畑分館(61)
釧路工機部の銘板
今回は北海道釧路工機部の銘板を御紹介します。この銘板はちょっと不思議な銘板です。終戦から5年もたっているにも関わらず長径が16cmで戦時体制の規格で作られています。この時期になると他の銘板はフル規格の長径24cmのものがほとんどです。また、昭和25年ですと、鉄道省ではなく、日本国有鉄道のはずです。また、北海道では昭和25年1月1日付けで、全国に先駆け工機部から工場に名称が戻されています。また改造や更新修繕、鋼体化改造ではなく製造銘板です。よく見ると、不思議なことがいっぱいの銘板です。関係諸氏のご意見を伺いたい一品です。